Tikal Tour

 ティカル遺跡へのツアーはグァテマラ・シティから出ていて、400kmの距離を飛行機で往復しないといけない。ティカル遺跡はグァテマラの北端にあり、メキシコに近いけれども、グァテマラ・シティは南端。かつては、メキシコのリゾート地カンクンから日帰りツアーが出ていたそうだが、いまはグァテマラ・シティからしかない。何とも無駄な距離を飛ぶもんだと思うけれども、仕方ない。

 11日午前5時、地元“clark tours”の迎えの車でホテルを出発。空港で“Tikal Jets Airlines”にチェックイン。空港税1人あたり5ケツアル(約80円)を徴収される。待合室は30人くらいの椅子が並ぶ程度のスペースで、すぐに満員。セキュリティも大らかなもので、係員が1人だけ。腕時計などを外してチェック・ゲートをくぐるが、荷物はほとんどがノーチェック。ゲートも感度が鈍いのか一人も「ピー」と鳴らない。

 午前6時15分、ザワザワとしたので「さあ搭乗か」と思ったら、みな搭乗口には向かわず、元来た方角に戻り出す。アナウンスなんてないから、事情がわからない。あわてて、ホテルから一緒だった2人連れの男性に“What happend ?”と尋ねると「悪天候で40分遅れる」という。こんなことを繰り返して、結局飛 行機が飛んだのは2時間遅れの8時25分。「中止よりマシか」と自らを慰めたものの、貴重な時間が浪費された。この間、まともなアナウンスは1回もないのだから、全員こぼれずに乗ったのかどうかも「?」。だが、だれも文句を言って騒がない。

 居眠りする間もなく30数分の飛行で9時5分、フローレス空港着。典型的なローカル空港だ。出口にツアーガイドが看板を持って待ってるんだろうと思ったら、お迎えはなし。ずらりと並んだツアー、レンタカーなどのカウンターを一周するものの、目指す“clark tours”が見あたらない。暇そうなカウンターのおじさんに予約確認書を見せると「一番端のカウンターじゃないか」と指差す。行ってみると、でかい字で“AVENTURAS MAYAS”と書かれた看板。その隅っこに小さい字で“clark tours”と書いてある。ホッ・・・。

 ホテルから一緒のおじさん2人と待っていた車に乗り込むが、10人くらい乗れる車に後続の客はどうやらないらしい。我々に英語ガイドがつき、おじさん2人にはスペイン語のガイド。暇だからか“clark tours”の現地の仕切り役?らしいガイドも乗り込んで、運転手を加えると、客4人にガイド4人。「これじゃあ、チップをけちるわけにいかんな」と、妙なことを心配する。我々担当の英語ガイドが、車の発進とともに熱心にティカル遺跡の解説を始める。妻は横を向いて真面目に聞く気はないので、ガイドの相手をするのは実質、私1人。シンドイことこのうえない。

 遺跡へは約1時間で到着した。