初めて訪れた国が好きになる・・というのも人間の特性のようだが、4回もスリランカを訪ねるとなると人から何でまた?とか感動も薄れるだろうと言われることが多い。しかし旅慣れたはずの日本人の多くが、意外とその国の文化や風土に触れることなく、買い物やリゾート感覚を優先し、旅先で一番大事な人と触れあう機会を持とうとしない。どこに限らず、その国の文化や歴史をたった1度の訪問で知ることは不可能であるし、仮に数回機会が与えられても語りつくすことはできない。我々のスリランカ訪問団も回を重ね3回目ととなったが、毎回新たな感動を受け、新たな課題と遭遇し、まだまだ卒業できそうもない。
今年の収穫は、例年になく多くのスリランカ人と話すことができたし、何よりも本来交流の基盤としなければならなかったRSSL(スリランカアマチュア無線連盟)の主要メンバーと、今後の友好促進やアマチュア無線の交流センターを作ろうではないかと大いに語り合うことができ、近い未来の展望が開けたような気がする。それと同時に、今回ほどスリランカという国や国民性を意識した旅はなかった。
この旅を準備するために7月にスリランカを訪ね、2ヶ月もあけずに訪問した第3次スリランカDXペディションは、それなりの成果を収めたと思う。我々の目標はアマチュア無線を通じてスリランカを知り日本との友好親善につとめ、一昨年までアジアで最も厳しい外務省の渡航制限がでていたこの国の平和を祈りつつ、平和のシンボルとしてアマチュア無線を運用することである。またこの機会を利用して、旅行者にも比較的簡単にスリランカでアマチュア無線が運用できるようにしたいという願いであった。
幸い準備を開始してから6年、スリランカ通からもどうしてそんなに多くのアマチュア無線家をスリランカから運用させることができるの?と不思議がられるほど、我々のもくろみもほぼ計画通りの道をたどっているように思う。この苦労話は別の機会に私のWEBで紹介する予定だが、北海道程度の島に7つの世界文化遺産を有し、赤道の直下にもかかわらず冬には雪をみる高原の紅茶の町ヌワラエリアや、インド洋の美しい景色や動物の宝庫とも言われる広大な自然公園など・・スリランカを本気で語るにはまだ少し情報不足である。
いつも新しいメンバーを迎え、そのほとんどがスリランカのリピーターになる事を見ても、私の言葉足らずのスリランカ情報ではまかないきれない力をこの国が温存していることは間違いなさそうだ。釈迦が3度訪れた国スリランカは仏教国であり、日本の仏教の原点もこの地と関わっていることから共通する「ココロ」を共有しているのではないかと感じる。
興味をお持ちの方は是非我々と一緒に4S7**Gのコールサインを取得してスリランカのハムの一員になりませんか。そして新しいスリランカ発見の旅にでかけませんか? (写真は、キャンディで運用中の長谷川さん)
長谷川さんのホームページ「スリランカ訪問と運用の記録」2001 「スリランカ訪問と運用の記録」2003