【高級リゾートで】 Galle(ゴール) 2003.9.17〜18

 17日は、キャンディから一路ゴールを目指す長距離移動日。途中、「ピンナワラ象の孤児院」を訪ねたり、道ばたの店に立ち寄ってバナナなど新鮮な果物に舌鼓を打ったり、のんびりと最終宿泊地のゴールに向かった。旅も終盤に近づくと、疲れがたまったのか、車内で舟をこぐ人が多い。

 この日は明るいうちにゴールのライトハウスホテルに到着。海岸に面した素晴らしい高級リゾートホテルに、一同「ほ〜〜〜っ」と感嘆の声が出る。しかし、無線班は景色にみとれる暇もなく、シャックとアンテナ建設のためのリサーチを開始「厳しい」との見通しが伝わってきた。部屋の配置やアンテナの建設位置を考えると、他の宿泊客の目を気にせざるをえず、4階で細心の注意を払った設営が始まる。ほどなく“HB9CV”と7MHzのDP、10MHzのDPが上がった。DPの2本は廊下の手すりより地上に向かって張ったのだから、「上がった」というよりは「下がった」というべきか。また、あとで端の部屋が確保できて、シャックは4階の2室となった。

 しかし、いずれの部屋も隣は一般客。アンテナ設営中も隣室の客が出入りし、物珍しそうに我々の作業を眺めながら通るのだから、余計にプレッシャーを感じた。シーギリヤやキャンディのように、夜中にマイクに向かってわめくわけにはいかず、運用はCWにしぼられた。SSB愛好派にとっては少し物足りないこととなった。
 途中、相互干渉を避けるため、10MHzのDPアンテナを移動させたが、なかなかSWRが下がらず手を焼いた。このときもそうだが、今回の旅で4S7GGG/JA3ART海老原さんの持参したRFアナライザーが大いに威力を発揮した。このほか無線班の面々は、バンドパスフィルターなど様々なパーツを大量に持ち込んでおり、臨機応変に事態に対応する様は、個人のペディションにはない“力”ではないかと、感じ入った。

 ところで、この高級リゾートホテルでアンテナ建設が割合すんなり認められた背景には、4S7RF(Romesh Lokuge氏)の存在があったらしい。彼はこのホテルの役員で、当時はオーストラリアにいて、長谷川さん宛にメールが届いたという。いずこにあっても、ハム仲間の存在はありがたいものだ。